仙台市との「外部人材による新規事業創出プログラム」の報告会の講演内容

中小企業の収益を向上させる仕組みをつくることを目的とした仙台市との共同プロジェクト「外部人材による新規事業創出プログラム」の成果報告会に当社代表の中島が登壇いたしました。

今回は、多くの反響をいただけた講演内容について、お話させていただきます。

講演テーマ

2020年、地方・中小企業はなぜ今新規事業にチャレンジすべきなのか?

講演のポイント
仙台は新規事業立ち上げに適した、

  • 刻(タイミング、開業に対する機運)
  • 地(行政・企業、金融機関の支援)
  • 縁(次世代の人材)

が揃っていると言えます。

何故ならば、
開業率は7%(2014-2016年の平均値)
 これは全国平均の5%を上回る。 開業率全国2位。
・政令指定都市の中で若者(10-20代)の割合が、全国2位の約22%という高水準。
という次世代の人材が豊富で、活動に適した地域が仙台市です。
そして、仙台市経済局でも、様々な起業や新規事業創出の取り組みがなされています。

地方・中小企業が新規事業に取り組むメリット

このような恵まれた環境の中で、地方・中小企業が新規事業に取り組むメリットとしては次のものが挙げられます。

①現状把握・戦力分析・方針の策定が可能!

  1. 会社の強み弱みを把握する事により、次の施策や方針が確立できる
  2. 市場の変化に敏感になり、未来志向のビジネスにシフトすることができる
  3. 組織人事的観点から、幹部候補や採用・外部招聘すべき人材が見えてくる

②売上・収益および企業価値(ブランディング)が向上!

  1. 減少や衰退傾向にある本業を補う若しくはその重心を移行していく
  2. 新規事業をきっかけに未来志向のビジネスにシフトしていく
  3. 未来志向のビジネスにチャレンジすることにより、新たな企業価値を獲得する(付加価値・ブランディング)

③人材の確保・育成・活用が可能!

  1. 適切な採用育成計画を作ることにつながり、販管費の管理精度も向上する
  2. 多様な人材活用の手段を用いることができる(働き方改革)
  3. 既存人材の秘めた可能性に気づくことができる

企業の取り組み事例

ここで、実際に取り組みを実施した企業の事例をご紹介いたします。

事例:ワイン輸入卸販売企業の別領域事業チャレンジ

【課題】
自社輸入商品の販路拡大とレストランの売り上げ拡大に課題を抱えていたが、効果的な打ち手が見出せていなかった。
【新規事業】
ソムリエの派遣・運営スタッフの派遣・店舗SVの派遣を実施、取引先の売り上げ確保と商品啓蒙の推進と、従業員育成による自店舗の売り上げアップ。

他にも、

事例:地方創生ファンド企業

コワーキング事業の立ち上げとスタートアップ支援での協業プロジェクト

事例:社会福祉法人

行政連携による、廃校の再活用プロジェクト

等のアドバイスや運用支援に関わらせていただきました。

新規事業創出で最も大切なこと

そして最後に一言、新規事業創出で最も大切なことは、

」 です。

新規事業の発案(アイディア出し)、企画立案、実行、発展、承継等、
全てのSTEPにおいて重要なのは人です。

そして、人材の確保活用こそ、今の地方・中小企業において切実な課題でもあります。これらを解決すべく、当社は、新規事業の立ち上げサポート、人材獲得や組織課題の解決を「企業に寄り添ったオリジナルプラン」で多くの企業課題を解決した実績がございます。ご興味がお持ちいただけましたら、お気軽にご相談くださいませ。

問い合わせ先はこちらとなります。
https://caqnal.com/contact/

今後とも、事例や特徴についてお話させていただく予定です。

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